母乳育児がツラいから完ミに移行したい・・・
母乳育児がしたかったけど様々な事情で叶わない・・・というあなた。
人には人の事情がありますもんね。
なのに第三者は、「子どもが可哀そう…」とか、「もっと頑張りなさいよ!」とか、
こっちの気も知らずにズケズケと言いたい放題。
そんな風に言われたらどうしても罪悪感を持ってしまうよ・・・というあなた。
大丈夫です!
罪悪感なんて持たずにスパッと完ミにしていいんだよ!
なぜなら、子どもが生後2週間くらいから完ミ育児をし、全く後悔もなく、心の底から完ミにしてよかった!と思っているママがここにいるからです!
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あなたの罪悪感は、周囲のお小言のせい!
早速ですが、あなたが罪悪感を抱いてしまうのは、ただでさえ「産後」という心も体も不安定な時期に、
「母親にしかできないことを放棄するなんて・・・」
「母乳こそが赤ちゃんにとって最適の栄養なのに・・・」
「こんなことでラクをしているようじゃ、この先やっていけないよ!?」
などと周囲の人から心無い言葉を投げかけられまくり、ママのメンタルが追い込まれるから。
もうほんと、これに尽きます。
実際に私が言われて傷ついてきた言葉たちです。
母乳育児ができない理由、たくさんありますよね。
なのに、そんな事情を全く考慮せずに「母乳!母乳!」と叫ばれたら・・・
私って母親失格なんだ・・・
そう思ってしまうのも無理はありません。
おまけ|とやかく言ってくる人撃退法
「母親にしかできないことを放棄するなんて・・・」
「母乳こそが最適の栄養であって、子どもに免疫がつくからナンタラ・・・」
「こんなことでラクをしているようじゃ、この先やっていけないよ!?」
【結論】ミルクも母乳も、どちらも正解
母乳もミルクも、実は栄養成分ってそんなに変わらないんです。
だから、どっちで育てても子どもはちゃんと育ってくれます。
子どもにとっては、母乳かミルクかなんて、そんなのどっちでもいい。
どっちでもいいから!とにかく飲ませろー!と子どもは思っています(笑)。
大切なのは、ママがラクな方法を選ぶこと!
母乳育児がラクな人は母乳育児をすればいいし、完ミがラクな人は完ミにすればいいし、混合にしたいなら混合にすればいいんです。
実際に完ミにしてみて、完ミの素晴らしさを語れるようになった私ですが、ここからは、なぜ私が完ミ育児を選ぶことになったのか、その理由をお話ししていきます。
【実体験】私が完ミにした理由3つ。とにかく楽をしたかった!
妊娠前までは、授乳についての知識が全然なかったんですよね。
「母乳って、赤ちゃんに吸われたら自動的に出るようになるらしいよ~」くらいにしか捉えていませんでした。
まさか、授乳がこんなにツラいものだったなんて、まったく知らなかったんです。
完ミの理由① 体を触られることすらイヤだったから
私の場合は出産前の時点から、医師や助産師、看護師、夫からさえも、
胸を触られることに対して極度の気持ち悪さがありました。
それでも、出産直後は私も授乳を頑張ってみたんです。
しかし、乳房を咥える子どもの姿に愛情がわくどころか、強烈な不快感・嫌悪感・絶望感(なんとも表現しがたい!)しかわいてこない!
現在は子どもはとっくにミルクを卒業していますが、当時の私のこの不快感たちトリオは「不快性射乳反射(D-MER)」だったのではないかと思っています。
不快性射乳反射とは
赤ちゃんがママの乳首を吸うと、その刺激で母乳が出てきます。これを射乳反射といいます。
不快性射乳反射は射乳反射が起こったころ、つまり母乳が出る約30~90秒前に、不快感や不安感、落ち込みなどのネガティブな感情が突然、瞬間的に起こる現象です。この反射はDysphoric Milk Ejection Reflexの頭文字を取ってD-MER(ディーマー)とも呼ばれます。
【助産師監修】ディーマー(不快性射乳反射)とは?授乳の不快感の原因と対処法
とにかく、吸われるのが気持ち悪いのなんの。
吐き気とめまいが止まらず、涙まであふれてきて、もう授乳どころではありませんでした。
完ミの理由② めんどくさかったから
乳首の形状が授乳に向いていなかったようで、授乳の度に乳首保護器を使わなければなりませんでした。
取り付けるのもなかなか難しいし、途中で外れたりするし、終わったら消毒液に漬けて、消毒液も毎回作り直して・・・
って、
面倒くさっっっっ!何の修行か!
それに、子ども自身も哺乳瓶でなら上手に飲めるのに、母乳だと何十分間吸い続けてもいっこうにお腹いっぱいにならないので、常に怒って泣いていました。
完ミの理由③ そもそも母乳が出なかったから
そこで、母乳を搾乳機で取って、哺乳瓶に入れて授乳する手を思いつきました。
しかし、45分間痛い思いをして搾乳し、哺乳瓶を見ると・・
たったの20mlしか取れてない!!?
吸われたら自動的に出るようになるなんて言った人、誰ですかね?!
子どもも私も疲労困憊、2人して大泣きの毎日。
こんなにツラい思いしてまで授乳を頑張る必要があるのか?!
助産師さんや夫は、母乳がいかに素晴らしいかといったことや、頑張れば軌道に乗れる!といったような根性論を延々と説いてきます。
全部分かってます!
分かってますけど、
私はもうこれ以上頑張れなかった。
20mlしか母乳が入っていない哺乳瓶を見た時、私の心は完全に折れました。
やってみたからわかる、完ミのメリット9つ
そういうわけで、出産後2週間くらいから完ミ育児をスタートさせた私ですが、
完ミ、控えめに言って
さいっこーーーーでした!!!
ミルクは栄養満点!
メーカーは、ミルクの栄養バランスについて、考えに考え抜いています。
日本で販売されているミルクは、どれも国が法律で定めた「母乳及び乳児用調製粉乳の成分組成と表示の許可基準」を満たしています。
栄養素・成分(単位) | 母乳 | ミルク | 表示の許可基準 |
---|---|---|---|
熱量(kcal/100ml) | 66 | 66~68 | 60~70 |
たんぱく質(g/100kcal) | 1.7 | 2.2~2.4 | 1.8~3.0 |
脂質(g/100kcal) | 5.4 | 5.2~5.4 | 4.4~6.0 |
炭水化物(g/100kcal) | 11.1 | 10.6~11.4 | 9.0~14.0 |
ビタミンD | 0.5 | 1.3~1.8 | 1.0~2.5 |
この表からわかるように、どのメーカーも栄養素や分量を母乳に最大限近づける努力をしていて、さらに各社独自の研究結果により、プラスアルファの栄養を盛り込んでいます。
また、ビタミンDに関しては母乳の2倍以上ミルクに含まれていますね。
ビタミンDは必須ビタミンの1つですが、現代の日本人は慢性的に不足している人が多いという報告があります。(国立環境研究所)
「ビタミンD欠乏症を発症する子供の大半は母乳栄養児」という、東京大学病院小児科の北中幸子准教授の研究結果もあるので、必ずしも母乳がパーフェクトではないということが分かります。
つまり、栄養面で完ミに罪悪感を抱く必要は全くない!ということです。
胸が痛くない・気持ち悪くない!
私は乳腺炎になるほど授乳期間は長くありませんでしたが、乳腺炎になりかけたことはあります。
とにかく!痛いですよね!
ひどくなると高熱が出て寝込むほどの人もいるそうですので、もう、これだけで十分完ミにする理由になるってもんです。
完ミにすれば乳腺炎にも悩まなくていいし、乳首が切れることもありません。
何より、私の場合は不快性射乳反射を感じなくて済んだので、本当に快適な授乳期間になりました。
保護器・搾乳器のめんどくささ不要!
哺乳瓶の消毒の手間は省けないのですが、それに加えて保護器や搾乳器も
消毒しなければならないのがとても面倒でした。
哺乳瓶の消毒は、レンチンタイプならパパッと済ませられますからね✨
私が使っていたレンチンタイプの消毒器はコレ!←お手軽でかなりオススメです。
これに保護器や搾乳器も...って入らなーい!
完ミにすることでその手間が省けて、気楽になりましたよ!
自由にお酒やお薬を飲める!
お酒が大好きなママは、授乳期間中にお酒を我慢しなければならないのはとても苦痛でしょう。
アルコールは30分程度で母乳に移行し、2時間程度留まるので、飲むとしても授乳間隔を見定めて、すっごく気を遣わないといけませんよね。
目の前で夫がビール缶をプシュッ!とするのを横目に、自分は我慢だなんて...
お酒大好きママにはかなりストレスですよね。
しかも、私は頭痛持ちで、頭痛薬を常に手放せません。
お薬もアルコールと同じく、母乳を通じて子どもに悪影響を及ぼすものもあるから、好き勝手に飲んではマズイです。
でも完ミにすればそんな悩みとは無縁!
いつでも飲みたい時、飲む必要がある時、躊躇なく飲んでOKなのです!
自分だけが授乳を担わなくてもよくなる!
母乳育児だと、必然的にママしか担えなくなりますが、
ミルク育児なら、パパやじぃばぁなどにも授乳をお願いすることが可能です。
義理の両親などからも、授乳させてくれてありがとう!と感謝されていました(笑)。
また、母乳育児の場合、哺乳瓶は拒否!というお子さんも多いようです。
そうなると、ママは授乳の期間中、絶対に1人で出かけられなくなります。
パパはそれをいい事に、「授乳はママだけがするものだから…」と、何も助けてくれなくなるかもしれません。
うちのパパは、子どもが一生懸命ミルクを飲んでるのをみて、オレも頑張ろう!ってスイッチが入ったって言ってましたよ!
ミルク以外のことにも積極的に参画してくれて、今でもとても助かっています。
夫婦助け合い精神が生まれたことが、一番の完ミのメリットだったと思っています!
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卒乳、断乳に苦労しなくてよくなる!
先述のように、母乳に慣れきったお子さんは、哺乳瓶への移行を拒絶する例もあります。
早いうちから哺乳瓶に慣れてもらうことで、保育園などに子どもを預けるときもスムーズに事が運びます!
保育園は哺乳瓶必須です
完ミの子どもは、始めから道具を使ってミルクを飲むのが当たり前。
哺乳瓶→スパウト、マグ→ストロー→コップ と、道具がステップアップすることに抵抗を感じないようです。(我が子の場合ですが)
卒乳や断乳を考える前に、いつの間にか授乳期間が終わっていました!
胸をさらけ出さないので授乳の場所に困らない!
授乳するのに、ケープ、授乳服とかいりません。道端のベンチでも授乳できます。
別の部屋に移動しなくていいし、誰かに胸を覗き見されることもありません!
赤ちゃんもママも、ぐっすり眠れる!
ミルクは母乳に比べて、栄養が一定で腹持ちがいいと言われています。
ミルクでおなかいっぱいになった赤ちゃんは、本当に満足してぐっすり眠ってくれるんです。
産後のママは1秒でも早く、1秒でも長く眠りたいはず。
すぐにおなかが空いて目を覚まされると、ママは全然休むことができませんよね。
どれだけ飲ませたかはっきり分かる!
上記とも関連しますが、母乳を与えてもすぐにおなかが空いて起きちゃう赤ちゃんだと、ひょっとしたら母乳が足りないのか?と不安になることでしょう。
ミルクなら、何ml作って何ml飲んでくれたのかが一目で分かるので、栄養不足を心配する必要がありません。
一応デメリットもある…(4つほど)
ここまでいいことばかりを並べてきましたが、悲しいことにデメリットも一応あります。
デメリットも包み隠さずお伝えしますね。
ミルクにお金がかかる…
これが最大のツラいポイントで、ミルク代が高いことです。
母乳ならゼロ円なんだけど・・・と思ったりもしていました。
でも、ヒト1人育ててるんだから、そりゃ食費はかかるもの!と割り切っちゃうことをおすすめします!
完全栄養食のミルクを買うだけで子どもはスクスク育ちますし、ママもラクで快適になれるなら安いもの!
お出かけが大変…
これもなかなかにツラいポイント。
哺乳瓶やお湯、ミルクを持ち歩かないといけないので、荷物がかさばって重くなります。
しかも、これらの事前準備に時間を要するんですよね。母乳なら身一つ、手ぶらで出かけられますけど・・・。
ですが、そこは工夫次第!
1回分ずつ個包装になっている粉ミルクや、固形状にしてあるミルク、液体ミルクなど、便利グッズを迎え入れることでめんどくささ軽減できます!
お湯も、出先でもらえる場所が増えていますしね♪
ウォーターサーバーがお家にある人は、お湯と水をそれぞれ水筒に入れて持っていけば楽ちん!
私はミルクを計量するのが面倒な日は固形状のものを持って行ったり、ショッピングモールの赤ちゃんコーナーでお湯をもらったりして乗り切りました。
面倒くささを打破する切り口をたくさん用意しておくことがおすすめですよ!
哺乳瓶の消毒めんどい…
ミルク育児の宿命ですが、哺乳瓶の消毒をしなければなりません。
2人目、3人目・・となるにつれて、消毒をしなくなるママもいるようですが(笑)
私の場合は、電子レンジでチンして、蒸気で消毒するタイプを選びました。
私が使っていたレンチンタイプの消毒器はコレ!←お手軽でかなりオススメです。
消毒液に浸すタイプは、消毒完了までの時間が長いことと、塩素のニオイが気になることで却下しました。
電子レンジなら、水を入れて3分で消毒が終わりますので、すぐ使えます!
ただし、火傷には注意してくださいね。
肥満に注意…
これは産院で言われたことなんですが、ミルクは美味しいので飲み過ぎに注意が必要なんだそうです。
欲しがるだけ与えていると太りすぎてしまうかも、と。
でも、母乳だって欲しがるだけ与えるしかないでしょう(笑)。
子どもの食欲をママがコントロールすることなんかできません。
「ミルクは3時間以上あけて」と言われましたが、1時間しかあいてなくても与えていました。
お腹がすいて泣き続けている赤ちゃんに、飢餓を味わわせるのが可哀そうで・・・(自己責任)
それでも、我が子は肥満にはなっていませんよ!
母乳で育った子どもでも肥満児はいますし、結局、離乳食が始まってからが勝負です。
赤ちゃんのうちは、母乳でもミルクでもどちらも大差ありません!
【完ミの結果】子どもは超元気!
完ミのメリット・デメリットをたくさんお伝えしてまいりましたが、結論としては、圧倒的にメリットの方が大きかったです!!
しかも、子どもは私の愛情をたっぷり受けて、スクスク育っています!
病気もほとんどせず、毎日元気に保育園に通っていますよ。
母乳育児でないと愛情が伝わらないなんて真っ赤な嘘です。
むしろ、ツラい思いをしながら母乳を与えていたら、頑張ってミルクを飲む子どもの横顔をこんなに愛しく眺めることはなかったかもしれません。
まとめ 母乳・ミルクどっちでもいい。ママが楽な方を優先しよう!
いかがでしたか?
母乳でもミルクでも、子どもはちゃんと育ちます。
周りがどう思うかは、自分にはどうしようもないことです。
だから罪悪感なんて感じなくてもいい!自分が思う通りにやっていいのです。
というわけで、あなたも安心してミルク育児をして大丈夫です!
母乳は権利だけど義務ではないんですよ!ツラいなら無理はしなくていい!
泣く泣く完ミにする方も、ミルクのメリットの方に目を向けるようにしましょう。
長く続く子育てです。ラクちんを取り入れながら楽しくやっていきましょう!
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