広告 子育て 幼児期

一人っ子はかわいそうなんかじゃない!明るいマインドで言い返すには?

第1子の育児をしていると、

  • 「そろそろ2人目は?」
  • 「一人っ子だとかわいそうだよ」
  • 「(本人に向かって)きょうだいがいないと寂しいよねぇ?」

などと言われることの何と多いことか。

計画的に一人っ子なのか、2人目が欲しいけどできないのか、あるいはどっちでもいいと思っているのか。

そういった個人の事情とは無関係に、一方的なおせっかいに傷付いたことのあるママは多いでしょう。

でもね、全然傷つく必要なんてないんですよ!

この記事を読んだら、一人っ子育児に前向きなマインドを持てるようになります。
もちろん、無理やり自分に言い聞かせたり、開き直ったりしなくても大丈夫。

さっきの一方的なおせっかいも、華麗にスルーできるようになりますよ!

「一人っ子はかわいそう」への言い返し方をすぐに知りたい方はこちらから

1 衝撃の事実|一人っ子はさみしくない

一人っ子はさみしくない

私の周りには一人っ子の友人が数名います。

一人っ子は、「きょうだい欲しいって思ったことある?」とよく聞かれるそうです。
でも、答えは「一度も思ったことがない」のだそう。

「一人っ子って寂しくないの?」ともよく聞かれるそうです。
「いや、別に寂しくないけど...。それが普通だったので。」
というのがこの質問に対する答え。

「一人っ子でかわいそうだね」と言われたときには、
「えっ!?なんで????????」と思うそうです。

まますと

友人の言い分はこうです。

兄弟がいるってどんな感じなんだろうーって思うことはあるけど、だからって別に欲しいと思うことはない。

あまりにもしょっちゅう同じことを聞かれすぎて、
なんでみんな同じことを聞いてくるんだろう、どんな意図があるんだろうと思う、
とも言っていました。

2 なぜ一人っ子は「社会性・協調性がない」と叩かれる?

一人っ子は社会性・協調性がない?

 1 身に着ける必要がないから

一人っ子に対する評価(悪口)のなかで一番多いのが、「一人っ子は社会性・協調性がない」というものだと思います。

ここで一つ例を挙げてみますね。

例えば「今からみんなで集まって〇〇をしよう!」となっているとします。
〇〇には、鬼ごっこ、かくれんぼ、カラオケ、ゲーム、飲み会などなど、何を入れてもいいです。
あなたは内心「それはイヤだな・・」と思っているとします。

この場合の選択肢は二つ。

1.ガマンして〇〇に参加する
2.断って一人で別のことをする

ここで1を選ぶ人の思いは、

  • 断ると浮いてしまうのでは...
  • 孤立したくない!
  • みんなするなら私も合わせるしかないよな。
  • ここは協調性が大事でしょ!

こういったところでしょうか。

しかし、一人っ子ならたいてい2を選びます。
なぜなら、一人でいることに慣れているので、イヤな気持ちを抑えてまで大勢で群れてワイワイガヤガヤすることに意義を見出せないからです。

これが、一人っ子には社会性や協調性がないと言われるゆえんです。

家庭内にたくさんきょうだいがいる場合は、「ガマンする」や、「今回は譲る」などの駆け引きができるようになったり、どのくらい他人に合わせる必要があるのか加減を学び、社会性や協調性を身につけていきます。
しかし、一人っ子だと自分の好きな時に好きなことができるので、社会性や協調性を身に着ける必要を感じないのです。

 2 でもそれは、一人っ子の「いいところ」でもある。

しかし、2を選ぶ人のほうが、自由に楽しく生きているように思いませんか?
他人からどう思われるかを気にして生きていくのはあまりに不自由ですよね。

まますと

イヤなことをガマンしてまで大勢で群れることが、果たして「協調性がある」ということなのでしょうか?

たとえ社会性がない、協調性がないなどと言われようが、そうやって離れていく人は所詮それまでの存在だったということ。
他人がどう思おうがそれは他人の勝手です。
こうやって一人っ子本人は自分が好きなように楽しく生きていけるのです。

 3 そしてそれは偏見のせい。

これまで述べてきた一人っ子の特徴は、あくまで傾向であって、必ずしも一人っ子全員に当てはまるものではありません。
きょうだいがいっぱいいても、社会性・協調性がない人もたくさんいますし、反対に社会性を身に着けている一人っ子もたくさんいます。

それなのに、一人っ子だと「一人っ子だからウンヌン・・」と言われ、きょうだいがたくさんいる人は「きょうだいがたくさんいるからウンヌン・・」とは言われない不思議。

これは、一人っ子に対する偏見があるからに他なりません。

まますと

私は三姉妹の長女ですが、さっきの例では間違いなく2を選びますよ(笑)。

誰だって、「〇〇だから→こうだ」と決めつけられたら腹が立ちますよね。
それぞれの子が生まれ持った性格や、親がどんな方針で子育てをするかなど、いろんな要因によって、子どもは十人十色に育ちます。

3 筆者自身の経験談

兄が妹を眺めている

 その1 きょうだいがいることのツラさ。

きょうだいがいる人の中で、「きょうだいはいらなかったのに・・・」と一度でも思ったことがある人はいませんか?

私は三姉妹の長女として育ちました。
正直、妹たちがいなければなぁと思った回数は数しれず。

だって、何でも分けあいっこしなきゃいけないんですよ。
これまでは親の関心や愛情を全部独り占めしていたのに、下のきょうだいが生まれた途端に「お姉ちゃんなんだから」と言われ、「譲る」「我慢する」を強いられるようになります。

「一人っ子はいいなぁ・・・」

きっと妹たちもこう思ったことがあるはず。

もちろん、きょうだいがいて良かったと思う面もあります。
困ったときには助け合えたり、刺激しあって成長したりできますからね。

でも、心の中ではみんな切ない思いをしているんです。
「いなきゃよかっただなんて、そんなこと思ったらお姉ちゃんお兄ちゃん失格だ!」
そんな倫理観があるからみんな口にしないだけ。

まますと

私自身、2歳差の妹がうまれたとき絶望感を抱きました。
2歳の頃のことなのに未だにはっきり覚えています・・・

 その2 自分自身の家族計画について。

姉が弟を抱いている

私はもともと子どもが苦手で、いらないとすら思っていました。
でも夫は子どもを欲しがっていたので、協議の末、

産むとしても2人まで。かつ、4歳以上年の差をあける

という計画を策定しました(笑)。

なぜなら、2歳や3歳の子なんてまだまだママパパに甘えたい赤ちゃん。
愛されていることをやっと自覚できるくらいのお年頃です。

なのに、やっと芽生えてきたその自覚を揺るがしかねない存在が生まれてくるなんて!

きっとツラくて恐ろしいことに違いありません。

自分自身がそうだったから、上の子の切ない気持ちがすごくよく分かる。
1人目が満足するまで甘えさせてあげて、しっかりと愛されている自覚を持ってもらってから2人目を設けたいのです。

現在は一人っ子育児をしていて、4歳以上年の差が開いているので第2子の妊活をしています。

ふたを開けてみると、2人目がなかなかできないことに悩まされるのですが、それはさておき。
2人目はできたらできたでいいし、できないならそれでもいいか、と気楽に考えています。

 余談:4歳差以上はきょうだいのメリットがない

ところで、きょうだいがいることのメリットを享受できるのは4歳差までらしいのです。
発達心理学の観点からは、子どもは「自分より少しだけレベルの高い人に影響を受けやすい」ことが分かっています。

下のきょうだいにとっては4歳上のお兄ちゃんお姉ちゃんの立ち振る舞いや言動から、競争心や思いやり、協調性を育むことができるメリットがあるというわけですね。

しかしそれ以上離れてしまうと、レベルが高くなりすぎて、受ける影響は小さくなると言われています。

ということは、うちは「一人っ子+一人っ子」を望んでいるんだな、と気付きました(笑)。

4 一人っ子は親にも子にもメリットいっぱい!

一人っ子は親にも子にもメリットいっぱい!

ここからは、一人っ子子育てのメリットを見ていきましょう。

  1 お金に余裕のある子育てができる

ご存知のように、子育てにはとてもお金がかかります。

私自身、「お金がない」が口癖の両親のもと、いろいろなことをガマンして生きてきました。

お金がない人は、いつも「お金がない」と言って潜在意識にそれを刷り込んでいるからお金がないんです。
その言葉を浴びせられて育つと、子どもの潜在意識にも刷り込まれていき、将来本当にお金のない大人になってしまいます!

お子さんには絶対に「お金がない」と言わないであげてください。

一人っ子なら、子育て資金を100%その子にかけてあげられますし、子どもが他のきょうだいをみて不平等感を抱く心配もありません。

  2 真摯に向き合ってあげられる

きょうだいと分け合う必要があるのは親のお金だけではありません。
親の関わりも、子どもが増えるほど一人分が少なくなっていきます。
きょうだいが多いと、時間的にも親のメンタル的にも、みんなの悩みや要望に向き合ってあげるのが難しくなります。

まますと

そう考えると、寂しい思いをするのは一人っ子よりも、むしろたくさんきょうだいがいる子なのかもしれません。

一人っ子には、100%の力で向き合ってあげられますよね!
きっと「寂しい」と思っている一人っ子は、親との関わりが不足しているのでしょう。

  3 自己肯定感が高い子が育つ

現代の日本では、自己肯定感が低い子どもが増えています。
一人っ子は、他の子と比較されたり、きょうだい喧嘩で自分を否定されたりすることがないので、自己肯定感が低くなりようがありません。

親の愛情を一身に受け、愛されている実感が常にあればこそ、自分に自信を持てるのですね。

まますと

ナルシストになっちゃうのは困るけど・・・(笑)

心理学を勉強していると、「マズローの5段階欲求説」なるものが出てきます。

マズローの5段階欲求説

人間は、生まれてから死ぬまで、さまざまな欲求に突き動かされて生きています。

ざっくり説明すると、

  1. 生理的欲求:生きるのに最低限の欲を満たしたい(食べる、眠るなど)
  2. 安全の欲求:危険を避けて安心したい
  3. 所属と愛の欲求:愛情を得て集団の一員として認定されたい
  4. 承認の欲求:他人から尊敬され認められたい
  5. 自己実現の欲求:自分らしさを見つけたい

このような順番で、どんどん次の欲求を満たしたくなる。
下の階層が満たされていないと上の階層には行けない。という理論です。

子どもはみんな、「安全の欲求」までは満たされていてほしいと願いますが(笑)、きょうだいが多いと、「所属と愛の欲求」の段階で、ほかのきょうだいを出し抜いて親の愛情を得るために必死になります。

一方、一人っ子はそんな競争をするまでもなく、親の愛情をしっかり得られています。
家庭ですでに「承認の欲求」まで満たされている状態の子がとても多いです。

よって、常に「自己実現」の欲求を満たすために冒険することができるのです。

  4 一人で行動できる子に育つ

  • 出る杭は打たれる
  • 長い物には巻かれよ
  • 同調圧力

日本にはこんなことわざや慣用句がありますよね。
そもそも、日本という国の国民性が、周りと同じであることを求めすぎているんです。

そんななか、自己肯定感が高い一人っ子は、一人でも恐れずに周りと違う行動をとることができます。

たしかに、

村上春樹、宇多田ヒカル、坂本龍一、小室哲哉、きゃりーぱみゅぱみゅ、ホリエモン(堀江貴文)、荒川静香、谷川俊太郎、太田光、桂歌丸、三谷幸喜、エルヴィス・プレスリー、マリリン・モンロー、中川翔子などなど・・・

唯一無二の才能を発揮している有名人の中にも一人っ子がたくさんいますね!

悩めるママさん

5 子どもはみんな、大人の身勝手によって生まれてくる。

「一人しか産まないなんて大人の身勝手だ」という人がいますが、そもそも子どもは大人の身勝手により生まれてきます(笑)。だってそうでしょう?
反対に、たくさんのきょうだいだって、大人の身勝手から生まれてきたわけです。

1人も産まない計画も、1人しか産まない計画も、たくさん産む計画も、全て大人が勝手に立てた計画なんです。
第一、子どもは授かりものですから、計画をたててもその通りに行くとは限りません。
欲しいと思っても授からないこともあるし、欲しくないと思っても授かることだってありますよね。

いずれにしても、子は親を選べません

自分が一人っ子であろうとなかろうと、子どもはどんなときでもママが大好きです!

まますと

一人っ子本人は寂しくないと言っています(個人差あり)。

ママには常に幸せでいてほしいと願っているので、「一人っ子だから」とママが落ち込んでいる姿は見たくないはずです。
よって、誰にも申し訳なく思う必要なんてありませんし、悲しくなる必要もないのです!!

6 結論|いなくても、一人っ子でも、たくさんいても、どれも幸せ

きょうだいがいなくても、一人っ子でも、たくさんいても、どれも幸せ

これまで見てきたように、一人っ子がかわいそうと言われるのは単なる偏見であって、かわいそうな要素はひとつもないということが分かっていただけたと思います。

子どもがいなくても、一人っ子でも、きょうだいがいても、それぞれいい点もあれば悪い点もあります。
自分の一生を終えるとき、「やっぱりあっちの人生の方が良かった」だなんて、どうやって比較するんでしょうか?

タラレバの話をしたくなる瞬間だって、当然ありますよね。
子どもを産んでいてもいなくても、人生はやり直しできないからです。
でもきっと、どんな人生を送ったとしても、みんな隣の芝生は青く見えるものです。
何かしらの後悔は必ず残るでしょう。

だからこそ!

今ある幸せを受け取って、ありのままの自分の人生を喜ばないといけません。

もし、子どもがいない・2人目ができない・・・「ない、ない、ない」と、
「ないものにフォーカス」し続けていると、今の幸せに気づくことはないでしょう。
そればかりか、どんどん「ない」ものに目がいってしまい、どんどん不幸せになっていきます。

大切なのは、他人の言うことにとらわれず、あなた自身が「今あるものにフォーカス」して幸せを感じることです。
他人の人生を生きる必要はありません。一人っ子のように、自分の人生を生きていきましょう!

7 まとめ

この記事のまとめ

・一人っ子への悪口は偏見に基づいていた!

・実際は、一人っ子はメリットいっぱい!幸せもいっぱい!

・子は親を選べないので、産むも産まぬも結局すべて大人のエゴ

・ママが悲しいと、子どもはめっちゃ悲しい

・いま「ある」ものに目を向けよ!

【おまけ&最終結論】おせっかいに対する切り返し

「そろそろ2人目は?」
「一人っ子だとかわいそうだよ」
「(本人に向かって)きょうだいがいないと寂しいよねぇ?」

「さぁどうでしょうね(子どもは授かりものですからね)
「あなたはそう思うんですね(でも私は今幸せですからおせっかいは結構です)
「ご意見ありがとうございます」

(それでもしつこく言ってくる場合)

「あなたは何故そう思うんですか?(あなたの意見を押し付けられても困ります)
「それは何のために聞いてくるんですか?それを聞いてどうするんですか?(おせっかいのためならもう間に合ってます)

しつこく言ってくる人には、質問返しが有効です。曖昧にやり過ごしていると、また来ますよ!
十分に語らせてあげたのち、「そうなのね。でも私とあなたは違うから」と突っぱねるのがポイントです。

これで行きましょう!

まますと

いかがでしたか?
いまの幸せは、気付いてあげないと逃げて行ってしまいます。
自分から不幸になる道を選ぶことのないように、いまあるものを大切に生きていきたいですね!

-子育て, 幼児期
-, ,